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 2016.12.16 UP DATE
粒ぞろいの名画たち…デトロイト美術館展を観る。


東京上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」
が大勢の人でにぎわっている。(産経新聞社など主催)
モネやルノワールら印象派に始まり、ゴッホやセザンヌらポスト印象派から
20世紀のマティスやピカソまで、粒ぞろいの名画を集めた展覧会です。

””監督として映画を撮影するとき、絵画を意識しますね。
デビューしたときは形態模写やってましたからね、遠藤周作さんとか。
多摩美大の卒業制作は自分のCMでした。
松本清張さんや遠藤周作さんをやったり、松田優作さんになったり。
コスプレしていろんな人物になった自分のCMをつくったんですね。
グラフィック専攻だったので。絵とか描いていても作家の自画像とかには憧れていました。”

顔ってやっぱりおもしろい。
自画像が好きだったってことが演じるってことに通じたってところはありますね。
自分と向き合うってことは、役者の仕事も基本的に同じ。
だから、自画像とかを見ちゃいますね。
生でゴッホの自画像を見られたのは素晴らしかったし、
ゴーギャンとのたまらないドラマも思いだしました。
とにかく美術館に足を運ぶのが一番。で、流して見ないでタッチもじっくり見る、
その絵をじっと見詰めてほしいなと思います。"
ポール・ゴーギャン「自画像」の前で。

「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」
2016年10月7日〜2017年1月21日:上野の森美術館
interview
 2013.10.01 UP DATE
海に潜ったり、空を飛んだりしながら絵を描いてた。
     ぼくは子供の頃から妄想家だった・・・。


おじさんの口笛が聞こえてくる。
夜の口笛はヘビが出るのに…。
猫背のおじさんは言った。
「大人になったら、
もっといろんなことに
強くなってる!って思っていたよ…」
「でもなんにも変わらないよぅ~、
小さい頃とさぁ~。困ったよぅ~。
情けないさぁ~…
でもダイジョウブさぁ~
ダイジョ~ウブ~なのさぁ~」
小さな声で唄いながら、
背中を丸めて行ってしまった。
耳をすますと、おじさんの口笛が
風の音に混じって聞こえてきた…。
「おじさん…」
ぼくはこころの中で言ってみた。
”絵との出会いはこどもの頃でしたねえ。
手塚治虫の「ロック冒険記」、さいとうたかおの「無用之介」、ちばてつやの「明日のジョー」は力石徹に成りきってました。ユニバーサルのフランケンシュタインを描いたり。変な子供でしたよ。

”今はおぢさんですねえ。おぢさんの顔を描いて文章をつけるっていうのが異常に楽しくって。もちろん勝手な妄想ですよ。ロケにいったりして、ちょっとこのおぢさんは独特だなと思うと嬉しくってずう〜っと覚えていて、あとで思い出しながら。そのヒトの人生を勝手に想像して描く。ダメそうなヒト程嬉しくなりますねえ。
あの独特の表情から憑き物が降りたようにしゃべりだしたら止まらない。


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 2013.07.18 UP DATE
映画監督竹中直人の絶妙な選択眼。



デビューが、多摩美術大時代にTBS「ぎんざNOW」の「素人コメディアン道場」で
ブルース・リーのモノマネを披露したのがきっかけであるばかりでなく、
最初に撮った映画が在学中に創った「燃えよタマゴン」というくらい筋金入りの
ブルース・リーファン。”1日中、映画館にいてセリフや動きを覚えていた。”
2013.7.18.「燃えよドラゴン」製作40周年記念ブルーレイ発売にも登場した。

映画監督を始めて以降、その偏愛ぶりや独特の触覚は増々冴え渡っている。



1991年 初監督作品「無能の人」の原作は雑誌ガロの世界を体現した、つげ義春。
キャスティングでは、鳥男に扮した神代辰巳監督や妻役風吹ジュンの起用も光る。

1997年中山美穂を相手役に迎え、日本アカデミー賞で作品賞・主演男優賞・主演女優賞
他を総ナメにした「東京日和」は
「私の写真人生は、ヨーコとの出会いから始まった。」という、荒木経惟が陽子夫人の
亡くなる前後を撮り続けた写真と絶筆を含む陽子さんのエッセーなどからなる
切なくも美しい名作が原作。映像の細部に至るまで、すべてにこだわりが詰め込まれている。

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 2013.07.15 UP DATE
ターニングポイントになる石井隆との出会い。


劇画作家であった石井隆が初めて映画監督に挑戦した作品。竹中直人も映画初主演。
日活ロマンポルノ末期の傑作。
1988年「天使のはらわた 赤い眩暈」1993年「ヌードの夜」いずれもブルーレイ化。

「笑いながら怒る人」などのネタで、コメディアンとして注目を浴びた竹中が、
初めて主演を務めたのが石井隆監督作品『天使のはらわた 赤い眩暈』だった。
『ヌードの夜』でも村木哲郎を演じた竹中は、それまでのイメージを一変し、
役者竹中直人としてステップアップを遂げていった。
その後も石井隆監督とはタッグを組み続け、
2015年『GONIN サーガ』にも特別出演を果たしている。

”初めて石井さんの絵を見たときはこんな絵を描く人がいるんだと衝撃的でした。
未だにあの絵がずっと脳裏に焼き付いてます。
僕もお笑いでデビューして4年、役者は憧れの世界ではあったけれど、
シリアスなものを演じることに恥ずかしさがありました。
ふざけている俳優になりたいというか、シリアスな演技をすることに照れがあったというか。
この先、役者としてどうなっていくかという漠然とした不安がある中での出演だったので、
僕にとっても大きな挑戦でした。
僕は石井さんの作品に出会えて本当によかったです。
当たり前のことですが、映画はひとりの力では撮ることはできない、
それをしみじみと感じた現場でした。"

1995年『GONIN』続編である『GONINサーガ』には
東出昌大, 桐谷健太, 土屋アンナ, 柄本佑, 安藤政信等
現在注目の俳優陣に根津甚八、佐藤浩市が出演。
竹中直人は狂気のヒットマンとして登場する。

officialsite
 2009.04.01 UP DATE
竹中直人オフィシャルサイトはこちら
→http://www.from1-pro.jp/talent/detail.php?id=2
 
 profile
竹中直人



2018年
KAWADE夢ムック文藝別冊
“無能”でありつづけること



2017年
玉置浩二作曲・竹中直人作詞
ゲストに大貫妙子。
「ママとカントリービール」



2016年NHK出版新書
役者は下手なほうがいい



2013年貫地谷しほり
「くちづけ」



2012年「自縄自縛の私」
女による女のためのR-18文学賞大賞
受賞作、蛭田亜紗子の映画化。



2011年CD+DVD
ハナレグミ、原田郁子等を迎えて
制作されたアルバム
「竹中直人のオレンジ気分」



2009年吉永小百合
「まぼろしの邪馬台国」

2006年講談社
絵本 「おぢさんの小さな旅?」



1956年横浜生まれ。
多摩美術大学美術学部
グラフィックデザイン学科卒業。
83年「テレビ演芸」の顔面模写
で鮮烈デビュー。
85年大竹まこと、きたろう、
斉木しげる(シティーボーイズ)
いとうせいこう、宮沢章夫らと
演劇ユニット「ラジカル・
ガジベリビンバ・システム」結成

1991年映画監督デビュー作
つげ義春原作「無能の人」
1996年NHK大河ドラマ『秀吉』
幻のコント集『放送禁止ビデオ』
絶大な支持を受ける日本屈指の名優
コメディアンにして映画監督。

ミュージシャンとしても
シュールかつカオティックな
傑作群を世に残している。
参加アーチストは忌野清志郎、
チャボ、坂本龍一、細野晴臣etc。

1985年幻のフルアルバム復刻+1
「24HOURS+レスラー」



高橋幸宏をプロデューサーに
玉置浩二・大貫妙子・宮沢和史
真田広之が参加した
1996年「イレイザーヘッド」



1995年年1st「メルシィ・ボク」
東京スカパラダイスオーケストラや
大貫妙子が 参加。



1994年
スクリーンに消防車を走らせたら
可愛いだろうなあ。そんな思いつき
から始まった映画「119」にあわせて
赤井英和・周防正行・井上陽水らと
対談。
朱に交わればしゅらしゅしゅしゅ



1988年
初主演を務めた
石井隆監督作品
『天使のはらわた 赤い眩暈』
1993年「ヌードの夜」にも主演。