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粒ぞろいの名画たち…デトロイト美術館展を観る。 |

東京上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」 が大勢の人でにぎわっている。(産経新聞社など主催) モネやルノワールら印象派に始まり、ゴッホやセザンヌらポスト印象派から 20世紀のマティスやピカソまで、粒ぞろいの名画を集めた展覧会です。
””監督として映画を撮影するとき、絵画を意識しますね。 デビューしたときは形態模写やってましたからね、遠藤周作さんとか。 多摩美大の卒業制作は自分のCMでした。 松本清張さんや遠藤周作さんをやったり、松田優作さんになったり。 コスプレしていろんな人物になった自分のCMをつくったんですね。 グラフィック専攻だったので。絵とか描いていても作家の自画像とかには憧れていました。”
顔ってやっぱりおもしろい。 自画像が好きだったってことが演じるってことに通じたってところはありますね。 自分と向き合うってことは、役者の仕事も基本的に同じ。 だから、自画像とかを見ちゃいますね。 生でゴッホの自画像を見られたのは素晴らしかったし、 ゴーギャンとのたまらないドラマも思いだしました。 とにかく美術館に足を運ぶのが一番。で、流して見ないでタッチもじっくり見る、 その絵をじっと見詰めてほしいなと思います。" ポール・ゴーギャン「自画像」の前で。
「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」 2016年10月7日〜2017年1月21日:上野の森美術館
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ターニングポイントになる石井隆との出会い。 |

劇画作家であった石井隆が初めて映画監督に挑戦した作品。竹中直人も映画初主演。 日活ロマンポルノ末期の傑作。 1988年「天使のはらわた 赤い眩暈」1993年「ヌードの夜」いずれもブルーレイ化。
「笑いながら怒る人」などのネタで、コメディアンとして注目を浴びた竹中が、 初めて主演を務めたのが石井隆監督作品『天使のはらわた 赤い眩暈』だった。 『ヌードの夜』でも村木哲郎を演じた竹中は、それまでのイメージを一変し、 役者竹中直人としてステップアップを遂げていった。 その後も石井隆監督とはタッグを組み続け、 2015年『GONIN サーガ』にも特別出演を果たしている。
”初めて石井さんの絵を見たときはこんな絵を描く人がいるんだと衝撃的でした。 未だにあの絵がずっと脳裏に焼き付いてます。 僕もお笑いでデビューして4年、役者は憧れの世界ではあったけれど、 シリアスなものを演じることに恥ずかしさがありました。 ふざけている俳優になりたいというか、シリアスな演技をすることに照れがあったというか。 この先、役者としてどうなっていくかという漠然とした不安がある中での出演だったので、 僕にとっても大きな挑戦でした。 僕は石井さんの作品に出会えて本当によかったです。 当たり前のことですが、映画はひとりの力では撮ることはできない、 それをしみじみと感じた現場でした。"
1995年『GONIN』続編である『GONINサーガ』には 東出昌大, 桐谷健太, 土屋アンナ, 柄本佑, 安藤政信等 現在注目の俳優陣に根津甚八、佐藤浩市が出演。 竹中直人は狂気のヒットマンとして登場する。
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