interview
 2009.04.08 UP DATE
渡野辺マントが猛然と描きあげた絵はどこかバンドっぽい。
チャンチキ楽団の珍道中を白崎映美に訊いてみた。


お酒大好き、旅大好きな上々颱風ドイツ公演もウラ話には事欠かない。

「4泊6日、ケルンとデュッセルドルフで二日続けてコンサートやったんですけどね。
どっちも日本人が多いんですって。企業がいっぱい入った工業都市なんですね。
ケルンは日本文化会館っていう日本の文化を紹介する施設みたいなところがあって、
そこに日本に興味のあるドイツの人たちが日本語を習いにきたり、
映画ウィークとかで黒沢監督とか北野監督とかのをやったりしているところで。
日本人が多いのかな〜なんて思ってたんですけど、9割5分ぐらいドイツ人。

「もう、バリバリドイツ語でいきましたよ!
やっぱり現地の言葉で歌ったり話したりしてわかり合いたい
みたいなところがあるから、いつも通訳の人につきっきりでね、
日本でいつも言ってるようなことを通訳の人に直してもらって、読むんですけどね。
「みんな両手ぶらぶら〜」なんてドイツ語で言うと、のってくれるのよ!

「ケルンの方はね、とにかくシーンとしているわけよ、曲の間も。
でもね、曲が終わった瞬間に、ウァ〜〜!!ってすごいの!
すごい集中の仕方っていうかね、ジ〜っと聞いてくれてましたね。
おじいさんおばあさんもいるし、子供もいるし、
いろんな層の人がいたんですけど、もうスタンディングオベーションですよ!
「感動した〜」みたいな感じなんですよ、びっくりしました。
そんな好き?みたいな(笑)。

「喜びの歌(第九)」をやったら喜んでくれましたよ。
デュッセルドルフの方は、ジャパンフェスティバルみたいな感じだったんですね。
ちっちゃい太鼓やったりとかそんなに大きいフェスじゃないと思ったんですよ。
そしたらね、100万人集まるんだって言うのよ!
花火が夜にメインであるんだって、ものすごい数なわけよ。

「ライン川沿いにず〜っといろんなブースがあって、鎧兜着たドイツ人とかね、弓道の型みたいのとかやってさ、あとHipHopみたいな曲をかけながら空手の試合やってたりとか。
ちょっとずれてるんだけど、みんなものすごく日本を愛しちゃってる感じなんですよ!
一日中ひとだらけなの。
ステージでは最後に上々颱風って感じだったんですけど。
驚いたのが、アニメオタクコスプレ?セーラームーンとかさ、なんだかわかんないのがやったらに多いの。顔を真っ白に塗っちゃってお化けみたいで、
ちょっと間違えてるんだけど。ぎゅうぎゅうずめで。
おじいさんとかも一番前で聞いてたりして、おもしろいですよね。

「国民性なのかな、よくドイツと日本は似てるって聞いたりするけど、
真面目っていうか、私たちが出す音楽に対してすんごい真剣に聴いてくれる。
やっぱり音楽の国だから、昔から歴史があって。
自分たちが音楽を楽しむ態勢がすごくできてるんだなって思いました。
土壌の深さとか歴史が全然違うんですね。
音楽に合わせて踊ったりとかなんとかしないから、面白くないのかな?って思うと
一曲終わった瞬間、ウワ〜!!って。

「もうソーセージでしょ、あと塩漬けのお肉とか。
やっぱりね、やたらとビールを飲んでましたね。それがおいしいんですよ。
ドイツってね、メジャーなビールメーカーがないんですって。ぜ〜んぶ地ビール。
そこで作ったものを飲むんですよ。ケルンのビールは、ケルッシュって言って、
俺達自慢のビールなわけ。デュッセルドルフはアルトビール。
濃いめのビールでこれまた俺たちのビールなわけよ!

日本のビールは一杯目はおいしいけど、そんな何杯もってわけにはいかないじゃん。
でも、ドイツのビールはもう昼から飲めちゃうのね!ず〜っと飲めちゃう。
もう肉とビールしか食べてないのか!って感じ。あの人たち。でかいもん!
こんだけ肉食べれば頑丈になるなって感じ。


 
渡野辺マントが猛然と描きあげた絵はどこかバンドっぽい。
チャンチキ楽団の珍道中を白崎映美に訊いてみた。