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 2017.08.28 UP DATE
イラストレーションが時代のシンボルだった。
個性を刻まれた「銀幕伝説」は今も輝く。


まずは貴重な秘蔵作品から。
薄い紙にサラッと黒で抜いたマリリンモンロー。髪や唇の白塗りが艶めかしい。
軽いスケッチで描かれた誰にも真似できない多分これは最高傑作。
そして右の非売品EP。♪チコン、チコン。という懐かしい音が聴こえる。
サミーディビスがグラスを指で鳴らしながらスキャットする
サントリーホワイトのCMは、1973年頃の若者ならだれでも憧れ、一世を風靡した。
アメリカがピカピカして上品で憧れだった舶来な感じ、です。


マレーネ・ディートリヒにチャップリン。
この原画2点は画像をクリックして購入できます。

映画がスタアを輝かせていた時代。銀幕を彩る綺羅星が紡ぎだす夢物語を
リアルに体感していた灘本さんだからこそ描けた「銀幕伝説」の数々。
”似顔絵は似てなきゃ”といいながら、それ以上に主役の個性をサラッと
永遠に瑞々しい作品にしてみせたのがNada Style でした

神戸で粋とお洒落を育み、早川良雄に出会い、
銀座仲間の宇野亜喜良・横尾忠則・和田誠とのおしゃべりの中で
灘本唯人が「イラストレーション」ということばを見つけ出した時、時代が動いた。
この4人が時代の寵児として、街の風景や世の中の空気を牽引していったのです。
無精といいながら、東京イラストレーターズソサエティを立ち上げる一方で
最後まで飄々と描き続けました。
「作品をみる」vol.8でその作品とご本人のおしゃべりをお楽しみください。
また上記画像をクリックしてその一部は購入いただけます。

趣味の世界にも貪欲で、書斎には手描きの絵皿や硝子の帽子が並ぶ。
”これなんかどうしようもなく下手ですね。でも、今こんな絵を描く勇気はない
硝子の帽子だって作っていいよっていってくれるだけ嬉しい。
テンガロンハットだけど、さかさまにすればちょっとした鉢になる。
なんでも新しい世界にチャレンジするのが楽しい。しかもサラッとね。”これぞ、灘本流の極意。

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 2017.01.01 UP DATE
「MY FAVORITE〜灘本唯人にんげんもよう展」
新作ネオシルクジグレ版画トートバッグ限定販売。

ジグレ版画「Nancy」ネオシルク版画「Ela」右欄紹介の「Etre」3点のみ。いずれも50部限定。

常に新しいものや技法に好奇心旺盛だった灘本さんの気持ちに沿うように、
代表作の女性シルクスクリーン作品を伊丹裕氏が会場限定のアート作品として
丹精込めたネオシルクとして制作。ラメで光沢が出て厚みを感じる作品です。
ジグレ新作版画とあわせて3点50部限定Edition Number入りで販売中です。
部数に限りがあるため購入ご希望の方は画像をクリックしてご確認ください。



また、会場限定オリジナルトートバッグも販売中です。
ROOTOTEとのコラボ商品 Edition Number入り各50点限り。
ご希望の方は上記バッグ画像をクリックして購入いただけます。
撥水加工撥水加工で生地はしっかりした布製、外にもうちにもポケット付き、残僅かです。

「MY FAVORITE〜灘本唯人のにんげんもよう展」
2016.12.15(木)〜26(月)10:00~19:00/入場無料
HCLフォトギャラリー新宿御苑
新宿区新宿1-6-5:地下鉄丸の内線新宿御苑前駅出口より徒歩1分



モダンで軽妙。ちょっとシュールでユーモラス。いかにも灘本さんらしい代表作や初公開作品、
それに、本展示のための新作トートバッグやネオシルク作品が並ぶ会場には
宇野亜喜良さん、山口はるみさん、長友啓典さん、南伸坊さん、下山二助さん、
山崎杉夫さん、信濃八太郎さん、早乙女道春さん、小池アミイゴさん、あずみ虫さん他、
たくさんのイラストレーターや出版・ギャラリー関係者、T.I.S、青山塾、桑沢デザイン研究所の方々
50年ぶりという懐かしいみなさんから若い女性まで500人以上のにぎやかな顔ぶれが集まり、
逝去以来初めての展覧会はにぎやかな交流の場となりました。
現代感覚に溢れ、新鮮で色鮮やかな、60年に及ぶ400点を超える作品から厳選した
今こそむしろ注目されるべき強烈なインパクトのある選りすぐりの傑作は
イラストレーションの魅力を改めて評価されるきっかけになったのではないでしょうか。

上記「作品をみる」をクリックすると、今回展示以外にも様々なタイプの作品をご覧いただけます。



1965年東京イラストレーターズクラブを創設。現在の東京イラストレーターズ・ソサエティ。
今や300人を超える組織のトップとして戦後イラストレーションの隆盛を牽引する一方で、
名前の通り、唯一人、飄々と、おしゃれで個性的な作品を発表し続けました。
「イラストレーション」ということばを日本に持ち込んだ巨匠の
ポスター・雑誌等多彩な業績を総括する初めてのMOOK本。

「灘本唯人にんげんもよう」:玄光社MOOKイラストレーション別冊。2016.8.23.発売。

2016.7.19.午前1時すぎ。灘本唯人さんは心不全のため永眠されました。
今年90才の卒寿。プロとして仕事を始めて60年目でした。
近年は体調を崩していたものの、比較的お元気で穏やかで安らかな旅立ちだったそうです。
90才を記念して、画集と展覧会を準備していた矢先の出来事で、
MOOK本と個展は、追悼の意味を込めた出版と開催になりました。
ご冥福をお祈りいたします。

message
 2011.12.08 UP DATE
ギャラリー・セル柿落としもやはり「銀幕伝説」。
半世紀にわたる膨大な仕事のなかでもひときわ異彩を放つのが ゴールデンエイジ黄金時代の輝ける映画スターの肖像を描いた「銀幕伝説」。 ここから日本のイラストレーションの黄金時代も幕を明けた、筆の力が蘇ります。
interview
 2009.04.28 UP DATE
灘本唯人の周りはいつも和やか。人集まりがつきない。


右から山崎杉夫さん、灘本唯人さん、網中いづるさん



原宿駅から10分ほど歩いたところにあるPATER’S Shop and Gallery。
午後7時を過ぎ、辺りが暗くなった細い路地を行くと、PETER’Sと記され ...

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 2009.04.01 UP DATE
装釘画からイラストレーションへ。銀座の時代。
「 Recolleection 話の詩集」・灘本唯人「爆裂弾記」1972年
宇野亜喜良・横尾忠則・和田誠それに灘本唯人の4人は銀座でいつも一緒だった。
灘本唯人の務める「早川デザイン事務所」、和田誠のいた「ライトパブリシテイ」、
宇野亜喜良と横尾忠則のいた「日本デザインセンター」があったのだ。
そんなある日、先輩格の灘本がフランスの雑誌を持ち込んでこういった。
”装釘画家じゃあつまらん。これからはイラストレーションだよ。”
1965年この4人を中心に日本のグラフィックデザイン界初のイラストレーターの組織
「東京イラストレーターズ・クラブ」が発足した。
「ペルソナ展」開催、「話の特集」の創刊、イラストレーションが牽引力となって
日本のグラフィックデザインは大きく動いていったのです。
2012.1.16〜 1.27「灘本唯人 江戸の庶民を描く」
1982.4.24~30[EXHIBITION Nadamoto Tadahito」
当時、才気煥発に時代を切り取っていったのが灘本唯人。
和洋を問わず、現代ファッションの最先端から江戸趣味まで。
おしゃれでユーモラスに。なんでもござれ。
自由自在に世の中の空気をふんわりとつかんで。あくまでもシャイに
渥美清からディートリヒまで嗅覚鋭くはんなりと、一歩先を闊歩していた。
「高橋真梨子/マルガリータ 千趣会」・「Hi-Fi Set Sings Yumin」
 
 profile
灘本唯人

誰も真似できないタッチ。
シンプルでモダン。
ユーモラスでお洒落
ちょっぴりシュール。
灘本作品の真骨頂である
女性シルクスクリーン作品が
新しいもの好きだった
灘本さんらしく。
今回の個展ではネオシルクと
ジグレ版画でよみがえります。
3点限定です。
会場限定トートバッグも2点。
購入希望の方は↑上記画像を
クリックしてお求めいただけます。


2002年 HBギャラリー
「灘本唯人さしえ雑貨店」 


1994年
なんばシティ個展ポスター


1972年
第1回東京音楽祭ポスター


1973年
グラフィックデザイン52表紙


1971年文藝春秋
「極道まんだら」永六輔


1974年芸術生活社
「小沢昭一的こころ」


1974年文藝春秋
「イザムよりよろしく」井上ひさし


1977年文藝春秋
「ああカモカのおっちゃん」田辺聖子


1992年講談社
「メッタ斬りの歌」佐藤愛子


1997年講談社
「浅き夢」中山あい子



1926年兵庫県神戸市生まれ。
1961年早川良雄デザイン事務所入所
1965年
東京イラストレーターズクラブ結成。
初代東京イラストレーターズ
ソサイエティー(TIS)理事長

1973年サントリーホワイトCM
サミー・ディビスJrのグラフィック
1996年ビートたけし「我が闘争」
松任谷由実・中島みゆきジャケット

1970年
日本サインデザイン協会金賞受賞
1979年 講談社出版文化賞受賞
1981年 ニューヨーク・ジャパン・
グラフィックデザイン大賞受賞
1983年 フジサンケイグループ
雑誌広告賞受賞
1993年 紫綬褒章受章
2003年 勲四等旭日綬章受章
2008年 桑沢特別賞
2016年7月19日 逝去


2014年
灘本唯人展
〜PETER’S Shop and Gallery〜


2009年
銀座界隈隈ガヤガヤ青春ショー
灘本唯人・宇野亜喜良・
和田誠・横尾忠則4人展


2001年
銀座グラフィックギャラリー
にんげんもよう展

1970年「MARIE」個展ポスター


1993年
紫綬褒章受章の時の自画像


STUDIO NADA
1966年私家本「Women」