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ミヅマアートギャラリーで池田学展 「誕生」東京初公開。 |
 《誕生》2013-2016 / 紙にペン、インク、透明水彩 / 300 × 400 cm 佐賀県立美術館蔵 Photography by Eric Tadsen for Chazen Museum of Art / ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo / Singapore
今年 1 月から始まった池田学にとって初となる大規模巡回展 「The Pen—凝縮の宇宙—」。 最初の会場となった故郷の佐賀県立美術館では、来場者数 9 万 5740 人と 同館の記録を大幅に塗り替え、大きな話題となりました。 現在開催中の金沢 21 世紀美術館でも、学生時代から現在に至るまで、 池田の作品をほぼ網羅する約 120点を展示し、多くの人々を魅了しています。 2010年の「焦点」以来、約 7 年ぶりのミヅマでの個展となる今回は、 東京では初公開となる最新作《誕生》を中心に展示いたします。 縦3m×横4m、池田にとって最大サイズとなる《誕生》は、構想 2 年、 制作 3 年 3 ヶ月をかけて、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンで完成しました。 全体を眺めると、満開の花々を抱えた大木が中心にどっしりと構え、 圧倒的な存在感を抱えた《誕生》。 部分に目を向けるとそこには、別の風景、様々な物語に気づきます。 東日本大震災がきっかけとなった本作は、大きな災害に直面し 人間の無力を感じずにはいられないとき、それでもなお、希望を失わずに生きてゆくこと— そんな真摯な想いを見出せるからこそ、観る者の心を動かすのかもしれません。 池田学展「誕生」 2017 年 7 月 26 日(水)—9 月 9 日(土) ミヅマアートギャラリー :東京都新宿区市谷田町 3-13 神楽ビル 2F Tel: 03.3268.2500 / Fax: 03.3268.8844
《誕生》の全容と部分は「作品をみる」vol.2で本人トークとあわせてご覧ください。

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初の大規模個展「The Pen ー凝縮の宇宙ー」開催。 |

池田学初の大規模個展が故郷にある佐賀県立美術館を皮切りに開催されます。 2013年よりアメリカ・ウィスコンシン州のChazen美術館にて滞在制作してきた、 3年がかりの新作《誕生》を日本初公開するほか、国内外のコレクターの方々や 美術館等からも作品をお借りし、展示作品は約120点にのぼります。


1mm に満たないカラーペンの線から壮大な世界を描き出すアーティスト、池田学。 1日ににぎりこぶしほどの面積しか描き進めることができないという絵肌は、 緻密さと空間の広がりを併せ持ち、現実を凌駕する異世界の光景をに呈示します。
小さい頃は豊かな自然に囲まれた環境で、虫取りや魚釣りに興じ、 幼い頃は画家よりも魚の研究者を志していたそうです。 中学の時、美術の先生の勧めで新制の佐賀北高校芸術コースを受験、 入学後は自由で美術三昧の毎日を送ります。 東京藝術大学美術学部デザイン科に入学しますが、予備校時代には、 すでに「全体の構図を決めずに細部から描く」現在のスタイルができていました。 そして、1998年、大学の卒業制作で、山岳部での山の姿をもとにペンでスケッチを描き、 担当教官だった日本画家の中島千波氏に、 「このタッチで大きな画面を作ったら面白い」とアドバイスを受けたことから、 現在の池田学の世界が始まったのです。
2011 年にニューヨークで開催された「Bye Bye Kitty!!!」展では、 その作品がニューヨーカー誌に「魔法のよう」と評されました。 ニューヨークタイムズのアート&デザイン記者が選ぶ“Best of 2011”に選出される等 国際的に高い評価と注目を集めるアーティストです。

本展覧会は、池田の画業の全貌を 紹介する初めての大規模個展です。 アメリカウィスコンシン州チェゼン 美術館滞在制作プログラムで3年に 渡り制作中の巨大な新作を始め 国内外のコレクターや美術館が所蔵 する作品の数々が、池田の出身地 佐賀にほぼすべてを網羅する 約 120点が集結します。
佐賀県立美術館 佐賀県佐賀市城内 1-15-23 2017 年 1 月 20 日(金)〜3 月 20 日(月・祝) 休館日:毎週月曜日 ※3 月 20 日(月・祝)は開館 開館時間:9 時 30 分〜18 時 観覧料:一般・大学生 1,200 円(1,000 円)、高校生以下無料
詳細は左画像をクリックください。
以降巡回展示予定:金沢21世紀美術館 2017年4月8日-7月9日 日本橋高島屋 2017年9月27日-10月9日
photo by Clayton Adams
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